子ども学「自然を学ぼう」
令和のお祭りをしたのも懐かしく感じるこの頃・・・。
あっという間に10月に突入しましたね。
7月に始まった子ども学も折り返しを迎え、今回を含め残り4講座となりました。
前回の講座から参加している、大正大学 地域創生学部の実習生の皆さんにもお手伝い頂き、奄美の自然の面白さに触れる「自然を学ぼう」の講座が行われました。
講師としてお迎えしたのは“原ハブ屋奄美さんの 原 武臣”さんです。
“ハブと愛まショー”でもおなじみの原ハブ屋奄美さん。ハブグッズの販売はもちろんですが、ハブを通して見る奄美の自然の深さも体感できるお店でもあります。
まずは、奄美に生息する「ヘビ」爬虫類の種類を教えてくれます。
無毒蛇と有毒蛇があるとのこと
無毒蛇 ①アカマタ(凶暴な性格)
②リュウキュウアオヘビ(昼行性・おとなしい性格)
③アマミタカチホヘビ(鱗が虹色に光る島内でもなかなか見られなくなった珍しい蛇)
④ブラーミニクラヘビ(鉢植えに入って奄美にやってきた。メスしかいなんだと!!
ミミズに間違えそうなくらい小さい)
有毒蛇 ①ヒャン(奄美大島にしかいないコブラ科の蛇)
②ガラスヒバァ(水辺を好むスマートな蛇)
③ヒメハブ(日本で一番短く太い蛇)
④ホンハブ(日本で一番大きい毒蛇・通称“ハブ”)
ハブは顎が割れるから、大きな生き物も飲み込むことができるらしい。
こんなに蛇の種類がいて、それぞれの特性が違うこと、今日初めて知りました。
蛇の画像が変わる度に体が自然と前のめりに。
一生懸命メモをとる子もの姿も・・・(大事!)
奄美の蛇を学習した後は、ハブ拳・世界選手権大会が行わることに!
ハブに一切触れずして攻撃をかわす防衛のみの拳法。それがハブ拳。
ハブ拳を極めることで、ハブと人間との共生が実現し自然と一体化できるという、世界自然遺産を目指す奄美が歩む道はまさにハブ拳と同じ…!?
原先生の指導の下、ハブ拳の進め方をまず学びます。
皆の集中力がすごい!
この後、ハブ拳を習得するための訓練を積んだら、記念すべき“第1回ハブ拳・世界大会”開幕です!
ハブや自然と上手に共生していくことができる”ハブ拳王”に輝くのは、一体誰なのでしょう?
対戦するうちに、子どもたちの間にも自然に会話が生まれて、とても楽しそう!(^^)!
・・・・と思いきや、やはり、世界大会初代王者にみんなチャレンジしているので、気は抜けません!
みんな勝負師の顔しています。かっこいい。
初代王者が決まる決勝トーナメントは、この4人での勝負。
運を左右するジャンケンにも気合が入ります。
決勝に残れなかった子供たちも、ハブ拳の特訓は続きますよ。
そして・・・・
じゃじゃーん!見事決勝戦を勝ち抜いた初代王者が誕生しました! 自然に拍手が!
なんと、表彰式もあり、賞状の授与もありましたよ。
原先生、表彰式の後には、しっかり子どもたちに自然と共生することの大切さを語り掛けます。
ハブが棲む島の自然を安全に楽しむためには・・・
●むやみに草むらに入らない
●山道を歩くときは、できるだけ道の中央を歩く
●夜道はライト等で足元を確認しながら歩く もし、ハブに遭遇したら・・・
●すぐにその場から離れる
●大人や警察の方に連絡する
たくさん楽しんだ後のこの言葉は、子どもたちの中にスーっと沁み込んでいっているようでした。
「自然は大切だから守りましょう!」 この一言に尽きるのですが、吾きゃシマの貴重な自然のことをゲームをしながら楽しく学べる!・・・というのは、とても大きな事だと思います。
やらされているのではなく、子どもたち自身が自然に学ぼうとしているな~と。
大切なことを、遊び心たっぷりで子どもたちに伝える原さん。す、凄いです!!
ハブはただ恐ろしい生き物ではなく、ハブがいる事でむやみに山に入らず自然が保たれ、今の奄美大島の豊かさがあるということ・・・。と、なぜまちモーレスタッフSさんも子どもたちに伝えていました。
最後はみんな一緒にハブポーズで記念撮影!
本日の講座も、子どもたちにとって貴重な時間になりました!
原ハブ屋奄美 原武臣さん、ありがっさまりょーた!!
次回は「シマウタに触れよう」です!
どんな時間になるのでしょうか??お楽しみに~
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