子ども学「ラジオのお仕事」
奄美群島内では、ショチョガマ・平瀬マンカイ・八月踊りなど五穀豊穣を祈る行事が各集落で開催され、実りの秋を体感する季節になってきました。
そんな中、台風13号の影響もありましたが、あまみエフエムの渡陽子先生とスタッフの皆さんにお越しいただき、こども学「ラジオのお仕事」が元気いっぱい行われましたよ!
何度やっても講座の始まりは、皆緊張の面持ちです。
陽子先生は早速、同じ席になった子供たちへ自己紹介をしてみよう!と声掛けし、スタッフの皆さんと一緒に子どもたちの傍でサポート
自己紹介が終わったころには、みんな笑顔で打ち解けていました。
さすが!渡陽子先生&奄美エフエムの皆さん、子どもたちの心を一瞬で掴みます。
「あまみエフエム聴いたことがある人~!?」
「はーい!!」
「シマのミュージシャン、知ってる人~?」
「知ってる!!」
情報伝達手段はたくさんあって、全国区のテレビやインターネット、地方放送局などなど、幾戦もの情報を入手することができます。
全国区のニュースも大事だけど、奄美のことを奄美に住んでいる皆さんに伝えることができるのが「奄美のラジオ」。
シマの文化(シマ唄・八月踊り・ショチョガマ・相撲甚句等々)や方言、シマ暮らしを楽しむ素敵な人たちを伝えたい。
今私たちが住んでいる地域の情報や、自然の事、環境の事、もっともっといろんな事を届けたい。
そして、そのラジオを聴くためにはどうやったらいいの?
「ここだっけ?」「あ!聞こえた」
実際にラジオを触って77.7MHzに合わせます。 どこを触ると調整できるのか、どこに行けば電波が入りやすいのか、一つ一つ触って確認。
ラジオの聴き方が分かった後は、伝える方法を学びます!
あまみエフエムさんが準備してくれた用紙に、今年の夏の思い出や、2学期への抱負を書きこみますよ!
この後、自分たちで発表してもらうのですが、なんと翌日、こども学の様子を番組として放送していただくことに!!
記入後は早速収録です。
陽子先生から、元気いっぱい「うがみしょら~」と挨拶するコツを伝授してもらい、一生懸命書いたシートを握りしめ一人一人いざ発表!
その様子を見て、「どうしよう・・・怖い」と緊張が高まった子もいる中、放送部を経験した子はハキハキと発表している子も。
発表の途中で陽子先生からの質問というアドリブ(書いていない事を聴かれた)に、息を飲む瞬間もありましたが、ちゃんと考え伝えることが出来ていました。
子供たちって本当にすごいです!
色んな夏の思い出がありました!
自分の発表に納得できず、「もう一回させてください!」と願い出る子もいましたよ。
ドキドキしたけど、終わった後はきっと自信につながったことと思います。
私たちが子供の頃は、シマ言葉でシマのことを伝えてくれるラジオは無かったし、ましてやラジオの聴き方も知りませんでした。
自分たちの声が身近な場所から、たくさんの方に届く。
これって結構すごい経験なんです!
この講座をきっかけに、将来子どもたちが、シマの事・自分たちの身近にある大切な事を、これから出会うたくさんの人に自信をもって伝えてくれることを、楽しみにしたいと思いました。
あまみエフエム・ディ!ウェイブのパーソナリティをされている、渡陽子先生とスタッフの皆さんが子供たちへ“シマ”を伝えることの大切さを気付かせて、体感させて下さいました。 本当にありがっさまりょーた!!
次回は、シマの街づくりや生活を支えてくださっている、「建設」に携わる皆さんに学ぶ「建設のお仕事」です!
お楽しみに!
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