シマウタに触れよう!

10月末になり、少し肌寒くなってきた奄美。


過ごしやすい季節がやってきました。

そんな午後、なぜまちモーレにはなぜまち商店街にあるセントラル楽器さんの英語教室の生徒さんたちが『トリックオアトリート!』と変身した姿でやってきてくれました!

可愛すぎてびっくりしました☺


みんな上手に『トリックオアトリート!』が言えていました♬

子どもってホント素敵な存在です。


そして、トリックオアトリートの後は、こども学。今回の講座は

『シマウタに触れよう』

です。

トリックオアトリートとは真逆な感じではありますが、これがグローバル化ということなのかもしれないと思ったりする土曜の昼下がりでした(笑)


講師は日本一に輝いたり、日本のみならず、海外でもシマウタを届けている中村瑞希さん。

彼女の歌を聴けるなんてなかなかないチャンスだったりするので、地域実習に来ている大正大学の生徒さんたちも講座に参加。(ラッキーでしたね‼)


まずは中村瑞希さんの歌からスタート。『朝花節』(唄の始まりに唄われる歌。挨拶唄だったり、声慣らしの歌だと言われる)にのせてご自分の自己紹介を織り交ぜ、子どもたちにご挨拶されました。

島の歴史を学びながら、そんな中で生まれたシマウタに色々な分野(教訓唄・仕事唄・恋愛唄・神事唄など)があることを知りました。

今回の講座の最終目標は三つ。

①朝花節の囃子をしてみよう

②うんにゃだる~ほこらしゃ(シマウタの手遊び)

③六調を踊ってみよう

どれもこれも、大人の私もやってみたいことです。子どもたちには本当にいい体験になると思います。


まずは朝花節の囃子。

手拍子をしながら中村さんの歌の間に囃子を入れる練習をします。シマウタは拍の取り方が難しいので、すぐに自分たちだけで、というのは難しいので、サポートでお越しくださった松元良作さんの歌いはじめを聞きながらみんなも一緒に囃子を入れます。

シマウタは普段使わない島口(方言)で歌われているので、子どもたちも戸惑いながら、一生懸命歌っていました。

♬ヨイサヨイサヨーハレヨイヨイ、

♬ガシドガシド、ナンガイショガネシ

この二つを歌いましたが、ヨイサ~は掛け声なので、難なく歌えますが、ガシド~、はそうだよそうだよ、あなたが言っている通りです、という意味のある方言なので、まるで外国語を歌っている気分です。でも、この方言も子どもたちになじみあるものになり、普通に使えるようになるといいなと思ったりする瞬間でした。(子どもたちだけでなく、私たち世代も使えるようにならなければと思ったりしました)


大きな声で歌った後は、『うんにゃだる~ほこらしゃ』の手遊びです。

メジャーどころで言うところの『アルプス一万尺』です。

大正大学の学生さんたちにはお手本になってもらうため、前日にレクチャー。(ちゃんと踊れていました!)子どもたちは同じテーブルに座った友達とペアになり、向き合っていざ!

はじめはゆっくりはじまり、徐々に早くなっていくのがこの「うんにゃだる~ほこらしゃ」。ゆっくりな時はできてもだんだんスピードが上がるとこんがらがってきます。この手遊びも家で、学校ではやらせてくれたらいいなー!と思ったりしました。(はやりに乗りたい方はなぜまちモーレにいらしてください!お教えします!!!(笑))


少し体が温まったところで。

最後に『六調』です。

六調は奄美の宴の最後に踊られる踊りで、六調の六は、【唄・ハヤシ・三味線・ハト(指笛)・チヂン・踊り】この六つです。この六つがそろって六調、そして手踊りは幸せを引き寄せ、その幸せをみんなにも分ける、という動きの意味があります。(いい踊りだ‼)


中村瑞希さんが女踊りを、松元良作さんが男踊りを踊り、それぞれの特徴などを教えてくださいました。かっこよく六調を踊れると宴の華になれます!(私も日々勉強中!)


子どもたちも一生懸命踊ってくれました。

学生たちも一生懸命踊ってくれました。


幸せがなぜまちモーレ中に充満した気がします!



今回の講座をきっかけにもっとシマウタに興味を持ち、そこから島のことに興味を持ち、自分の住むこの「奄美大島」という場所のことを知ってくれる人が増えるといいなと思ったりした午後でした。


講師の中村瑞希さん、松元良作さん、ありがとうございました!!!

これからはいろんなところで朝花をきいたらハヤシが自然にできるようになると思います♬

なぜまちモーレ

東京・巣鴨にある『座・ガモール』の奄美店、なぜまちモーレ。 奄美大島の商店街の案内や奄美の物産・お土産を紹介したり、 『ちょっと勉強したい』『仕事する場所がない…』 といった方にスペースをお貸ししたりしたいのです! 2018年2月19日OPEN!ぜひ遊びにいらしてください♬

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